ダイバーシティーの頂点コミケ
昨日の冬コミ現地で、これこそダイバーシティーが成立している場だと感じさせられた。
無数の価値観をお互いに相容れる空間となって成立していたためだ。
1日に約20万人の来場者ですし詰めになっても、その空間が成立してイベントを運営されていた。
現場でその光景を目の当たりにして、ダイバーシティーをウリにしたい企業はコミケを参考にすべきだと実感した。
●ダイバーシティー
1 多様性。相違点。
2 企業で、人種・国籍・性・年齢を問わずに人材を活用すること。こうすることで、ビジネス環境の変化に柔軟、迅速に対応できると考えられている。引用元↓
昨日のコミケでは、趣味嗜好の違いによって(この表現は私の理解を超えている)と思わされるイラストも多く見掛けた。
しかし、昨日にそれを見た時は拒絶の反応よりも
「こんな世界観も有るのか」という受け入れの感情が湧いていた。
普段は拒絶する物も受け入れられる物に変えてしまう力を持った空間がコミケなのだと感じさせられた。
コミケというとオタクイベントの面が強いが、現場ではアニメやゲーム以外の頒布物(販売物)も充実している。
グルメや動物など趣味だけでなく、科学や宗教など学術を扱う本、自作の音楽CDなど、挙げ切れないほど無数の制作物が売られている。
私が見た中では数は少なかったが、仕事や生活に関するアイデアを掲載した本も売られていた。
売られている物も参加者も実に多様で、コミケ以上に多様性が共存できる空間は他に無いと思わされる。
これらの現場で見た事実から、ダイバーシティの頂点はコミケだと私は考えている。
ダイバーシティーを謳う企業は多いが、「自己申告」や「推進していますアピール」に留まる事例が大半なのではないか。
自己申告のダイバーシティーではなく外部の人間がダイバーシティーを感じさせる企業を実現するには、コミケの現場を知る事からスタートだ。