募集要項の「歓迎要件」を考える
中途採用の募集要項を見ると、応募条件欄に必須条件と歓迎要件の2つが書かれている事が多い。
私がこれまでにエントリーした範囲では、歓迎要件も満たさなければ内定は難しい。
中途採用は募集人数が1人など基本的に少人数の採用のため、歓迎要件も満たす人材を厳選しているのだろう。
具体例として、先日のブログに書いたパナソニックの事務職の応募条件は以下のようになっている。
【必須】 高度なPCスキル(Excel関数/PPT資料作成など)、ビジネス文書作成
各業務の実務経験者
【歓迎】 語学力(英語)
【参照求人】パナソニック株式会社 オートモーティブ部門 事務職(人事総務等)
この求人の場合、英語の実務使用経験が無ければ内定は難しいだろう。
もしくは、TOEIC700点以上など、英語力を証明できる資格が有れば、実務使用経験が無くても内定可能かもしれない。
当たり前の話かもしれないが、歓迎要件を満たしていても書類選考落ちになる事も多い。
私の場合、歓迎要件を満たすも不採用の理由をエージェントに聞いた範囲では「他の応募者の方がスペックが優れていた」・「精神障害は採用対象外」の2種類だった。
後者は『最初から募集要項に書いておきなよ』と言いたい。
精神障害は対象外と分からずに求人にエントリーボタンを押した時間を奪われた事になり、その企業が心底潰れてほしくなる。
以上の事から、歓迎要件を満たしていない求人は、ダメ元でエントリーする方が精神衛生上良い。
もしくは、学習や実務を積んで歓迎要件を満たすまでエントリーを保留するのも良いだろう。
経験を積めた頃には募集が終了している可能性が有るが「一度エントリーして不採用の場合、再びエントリーしても自動的に書類選考落ち」という企業が存在するため、志望度が高い場合は保留することを勧める。