精神障害者の就活、仕事記

精神障害者の就活体験談や仕事の話、アイデアを発信します。2019年4月より毎日記事をアップしております。

P&G障害者採用の選考

世界トップの消費財メーカーP&G

同社の障害者採用の体験談を載せる。

 

私が選考を受けたのが、障害者採用者を中心に構成されたチームの採用

チームの担当はオフィス内で郵便物の集配、資料整理など障害者採用でよくある業務。

詳細はP&Gの障害者採用ページを参照してほしい。

 

TOP|P&G Japan 障がい者採用

 

 ホームページ上では現在募集が行われていない。

私はハローワークで障害者採用の募集を発見し、職員さんに頼んでエントリーした。

当時は東京オフィスと神戸本社の拠点毎に募集していた。

 

続いて、東京オフィスの選考の内容。

選考ステップは以下のようになる。

 

ハローワークで申込 → 書類選考(メール可) 

→ 一次面接 +筆記試験(SPI3) → 最終面接 → 内定

 

結果を先に言うと、一次面接+筆記試験で敗退。

 

 面接 

一次面接は東京オフィスで行われる。

最寄り駅は東京メトロ銀座線の京橋駅で、駅直結のビル。 

私は東京駅から7分程度歩いて向かった。

 

面接では、ビデオ会議を用いて神戸本社の社員も参加する形式

私が受けた時は面接官が合計4名。

 

面接の冒頭で簡単な自己紹介をした後に、

あなたはリーダー経験がありますか?

と唐突に聞かれた。

 

P&Gの新卒採用は、リーダーシップを持っているかを相当重視していることで有名だが、

事務サポートポジションの障害者採用でも求められるとは思っていなかった。

 

私は正直に「仕事でのリーダー経験は無い」と答えた。

リーダー経験が有れば優遇されるだろうし、架空のリーダー経験を念入りに作り面接で話せるように準備した方が良かったかも。

 

他に聞かれた事は、

・障害の内容、配慮してほしいこと、服薬しているもの、通院状況

・都心の勤務になるが通勤ラッシュと帰宅ラッシュに耐えられるか?

・どのように就活を行っているか?

 

など。

志望動機、PCスキルや資格面は聞かれなかった。

職歴は、面接冒頭の自己紹介で軽く触れた程度。

事務サポートのポジションだからか、スキル は重視していない印象。

 

余談だが、私の経験上、障害者採用では志望動機を面接で聞かれることは少ない

合同面接会など、1人あたりの面接時間が短い時は、一度も聞かれたことが無い

志望動機を伝えたいのに面接で聞かれなかった際は、面接最後の逆質問時にアピールしよう。

 

 筆記試験  

SPI3でマークシートを塗るタイプの試験。

内容は言語、非言語、性格検査。

私が新卒採用の就活時に受けた同試験と問題構成はほぼ変わらず。

 

P&Gの通常の入社試験で実施されるオリジナルの筆記試験かと思い身構えていたが、当ポジションでは一般的なSPIであった。

SPI対策の問題集を1冊学習すれば何とかなるだろう。

 

 

 私が不採用だった理由は次のような点だろうか。

・リーダー経験が無いと正直に言った。

精神障害であること

・見た目や話し方。

・SPIの点数が合格点未満。

 

振り返ってみると、P&Gの面接ではリーダー経験を聞かれた事以外、特別な質問はされなかった

あと、マイクロソフトの面接でも思った事だが、

遠隔地からビデオ電話を繋ぎながらの面接は何とも言えない違和感があった。

 

障害者採用の選考の体験談はネット上で探しても少ないので、今後も具体例を挙げていくつもり。