精神障害者の就活、仕事記

精神障害者の就活体験談や仕事の話、アイデアを発信します。2019年4月より毎日記事をアップしております。

指示3個を1回で覚えられない

まずAをやって、次にBをして、その後にCをする。

 これを口頭で聞くと覚えられない。

全てメモしておかないと、Aが終わった後に「あれ?Bってどんな作業だっけ?」となる。

対策として、仕事の指示を聞く時は全てメモにとっていたが、

Aをメモしている間にBとCの内容を忘れている事も多かった。

私にとって、以下の同時進行が難しい。

・聞いたAをメモにとる

・1分ほどBとCを記憶しておく

 原因は、複数行動の同時進行が出来ないことと、短期記憶の弱さだ。

こんな調子で、仕事や日常を問わず、口頭で聞いた話の物忘れが酷かった。

仕事でメモし切れなかった話を再度聞くと、「集中力が足りない」 「障害のせいにするな」 「1回教わった話が分かりませんは無し」など勝手な事を言ってくる。

上司側からすれば、「失敗を障害や能力不足のせいにするお前の方こそ勝手な人間だ」と思っていただろうが。

 

 対策としては、障害者採用の配慮事項に以下を伝える事だろうか。

・口頭指示は1つずつ正確にメモさせて下さい。

・複数作業を同時進行すると失敗しやすいので、1つずつ進めさせて下さい。

 ただ、配慮事項がこれでは、正社員の会話ペースに追いつけず、企業が求める速度よりも仕事が遅くなる事が確定

私の前職のように、正社員と同等の成果(=仕事の速さ)を求める障害者募集では、まず採用されないだろう。

経験上、配慮事項に仕事の出来具合に関わるものがあると、不採用になるケースが多い

配慮事項が仕事の影響が少ないと思わせるように、文言を改良しなければならない。

 私が前職に採用された要因は、配慮事項に先述の複数作業や記憶力の難を、選考時に一切伝えなかった事のはず。

人事が「この障害者は正社員と同等の成果を出せる」と勘違いしたのだろう。

 

 このように、仕事で上手く出来なかったことを1つ1つ振り返り、リストアップして対策を考えよう

失敗点リストを作成すれば次の仕事に活かせるはず。